労働組合は必要悪か?
大企業を中心に、アベノミクスの恩恵を受けて業績堅調な会社もあるかとは思いますが、やはり多くの日本人にとって、景気回復というのはなかなか実感できないのではないでしょうか?
私の会社もご多分に漏れず、ここ5年ほどは業績が芳しくなくて。
というか私は入社して現在6年目に入ったところなので、会社が好調だった頃の状況を知りません。
就職の前も後も、好景気を知らない世代をまさに地でいっています。ボーナスの月数は減る一方ですしね。
そんな状況なので、残念なことにうちの会社でも希望退職という話が出てきておりまして。
私は幸いにも?対象からは外れていますが、今回は事務職を中心に希望退職を募り、予定人数に満たなければ退職勧奨、さらには解雇という話にまでなっています(それだけ、やむを得ない状況になっているということです)。
会社の労働組合としては「本人の意思に反した解雇は断固認められない」という対決姿勢を見せており、まあそれは当然だろうなとは思います。
しかし正直なところを言うと、なんだか違和感を感じてしまうんですよね。
というのも、サラリーマンは毎月安定した給料が入ってくるのが当たり前という考えが盲信されているように思えてならないからです。
本来、会社の業績が悪ければ(ボーナスも含めて)給料が減るのは当然ですし、それが嫌なら転職するなり自分で事業を興せばいいわけです。
しかし、なぜ皆それをしないのか?
それは今の仕事にやりがいを感じている、会社の資産を活用して規模の大きい仕事がしたいといったポジティブな理由か、でなければ、自分の市場価値に対して自信が持てないというネガティブな理由ですよね(私も他人様のことをいえるわけではありませんが)。
どちらかというと多いのは後者で、きつい言い方をしてしまえば、リストラしないと会社がジリ貧となっていずれ苦しくなることは誰もがわかっているのに、多くの人は自分の生活を変えることができず、結果として会社にしがみつくしか選択肢がないのではないか、と思ってしまうのです。
そういう意味で、労働組合の活動というものはえてして後ろ向きであることが多く、本来の存在意義からは乖離してしまっている、すなわち変化できない人を守るための必要悪と化してしまっているのではないでしょうか?
そして優秀な人ほど組織に見切りをつけて早々に去っていく。まさに悪循環だと思うんですよね。
もちろん、労働組合があってこそボーナスを含めた賃金交渉が行われるわけですし、完全に悪と言い切ることはできませんが…
会社に振り回されずに自分の信じる道を進むためには、事業を興すなり投資活動を行うなり、やはり自分で稼ぐ力を身につけることは必須でしょう。
FXによる資産運用がベストかはわかりませんが、少なくとも何もしないよりはベターかと思います。
今年は20代最後の年となってしまいますが、できるだけ自由が利く今のうちに、チャレンジできることには積極的に取り組んでいきたいと思います。
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