出品EAの今後の処遇
本日はゴゴジャン(旧fx-on)出品している2つのEA、DandelionとSunflowerについて。
まずDandelionについては、近々販売を停止する予定です。
こちらは成績を見ていただくと明らかなように、当初想定していた性能を明らかに発揮できておらず、勝率も20%を割り込むヒドい有様となっています。
それでもいつか回復するかもと判断には慎重を期していましたが、ここ数年のユーロドルの日中ボラティティリティ低下によるブレイクアウトロジックの機能不全、また、同時期でバックテストをしてみてもフォワードと同様に優れない成績など、総合的に判断してDandelionはもう今後の相場には対応できないと判断しました。
ブレイクアウトは逆指値を使用するため、ネガティブスリッページにより成績が悪くなりやすいというのも理由の一つにあります。
初めての自作EAで、決してこのような状況になることを想定して作ったものではありませんが、相場の難しさに翻弄される結果となってしまいました。
せめてもの救いは購入者がいなかったことでしょうか(-_-;
また、Sunflowerもフォワードの成績を見ていただくとわかるようにフォワードの成績はよくありません。
ただ、こちらについてはロジックが完全に機能しなくなったとは考えておらず、今後巻き返していく可能性は十分にあります。
とはいえドル円も最近はわかりやすいトレンドを描くことが少なく、純粋な順張りロジックを持つSunflowerが苦戦しているのも事実。
そこで、Sunflowerについてはベースとなるトレンド判断のロジックはそのままに、押し目買い・戻り売りの要素を入れて大幅な改修を図りました。
以下はバックテスト結果。
前バージョンは勝率40%程度の典型的な順張り損小利大EAでしたが、短期逆張りの要素を入れたことで勝率は50%を少し超える程度、平均利益も平均損失をやや上回る程度でバランスは良くなりました。
その結果、年毎のばらつきも少なくなりトレードの安定性が向上しています。
プロフィットファクターと期待損益は前バージョンより悪化しているのが懸念点としてありますが、取引回数は4倍程度と大幅に増え、回転率で稼ぐ性格へと様変わりしました。
私の個人環境ではこれに対しさらにロジックをひと工夫し、月曜から運用していく予定です。
感触が良ければ出品している方もアップデートしようと思いますが、その「ひと工夫」がないと厳しいだろうか…?とも考えており、特に方針は決まっていません。
判断いただくのにまた無料版を配布してみるのもありですかね。
以上、私の初期EA2つに関するご報告でした。
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