絶望的に低ボラなドル円相場
最近は低ボラティリティな相場が続き、私の自作EAもそうですが苦戦するEAが少なくありません。リーマンショックとかアベノミクスの頃のようなトレンド相場が来てくれればと常々思っています。
特に最近のドル円のボラのなさは酷いです。低ボラを避けるEAが数か月レベルで取引しなかったりと、個人的には異常事態なんじゃないかと思っています。
ボラがあるときに取引するドル円EA、なんと2ヶ月取引がない。。。
— あっきー (@ackeypro) 2019年3月9日
そこで最近の低ボラ相場について、チャートを交えて偉そうに解説してみたいと思います。
まずは説明用の比較としてユーロドルのチャート。1時間足のチャートに出来高(Tick Volume)と、その6時間平均線(黄色の線)を表示したものになります。
通常、出来高は日本時間には低く、欧州時間にかけて上がってきて日本時間0時頃のロンドンフィックスにピークを取り、NY時間終盤にかけてまた下がっていくという傾向を示します。つまり、一般的に値動きが大きい時間帯ほどTickの更新回数も多く、取引も活発になるんですね。この傾向は皆さんの感覚とも一致するんじゃないかと思います。
一方、今度は最近のドル円1時間チャートに同じように出来高を表示したもの。(ロングポジションが踏まれているのはご愛嬌w)
これを眺めてみると、上のユーロドルとか、もしくは他の通貨ペアのように、朝はボラが低く欧州時間に出来高が増えていく、っていう傾向がかなり弱いんですよ。言い換えれば、欧州時間、NY時間になっても全然取引量が増えていないということになります。
つまり、最近のドル円はかなり取引量が下がっていて、終日たいした盛り上がりもなく、かなりランダム度の高い相場になっていると言えるのではないでしょうか。ランダムな相場では基本的にどんな手法も優位性を持たないため、こんな状況では取引をしないことが正解なのかもしれません。取引についてはかなり厳選する必要があり、あえてフィルターを弱くしているようなEAにとっては厳しい相場といえるでしょう。
「休むも相場」とは良く言われることです。ドル円の出来高が増えてくるまでは、戦略によってはしばらく停止を検討することも選択肢としてアリなのかもしれません。
入ってはただただ負けてしまうという方は、一般的なテクニカルだけでなく、このように出来高分析を行ってみるのもいいかと思います。
以上、偉そうに解説してみました(^_^)
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