2016年末にあたり思うこと:EA選定基準など②
前回記事の続きです。まだ読んでいない方は以下からどうぞ。
私のEA選定基準ということで2つ目から。
2.長期バックテストが行われていること
自分のEAを評価するにしろ、購入するにしろ必ず行う必要があるのがバックテスト。
必ずしもバックテストで成績がいいからといって未来の成績がいいとは限りませんが、かといってバックテストをやらなくていいということにはなりません。
そしてやはり、バックテスト期間は長ければ長いほど、理想的には10年以上の期間で行われている方がいいと思います。
市販のEAの中には直近3年とかの短い期間でのみバックテストを行い、「値動きは年々変わるものなのであまり古いデータに合わせても仕方ない」と説明されているものもありますが…これは多くの場合嘘です。
長期バックテストを公開しないのは不都合だからです。EA開発者の立場からとしても断言します。
だって、短期で最適化したとしても過去の成績が良ければ公開するでしょ?
それができないのは、最適化した期間を外れると明らかに成績が悪いからです。
過去10年で右肩上がりであればこの先1年も収益を上げてくれる可能性は高いと思いますが、過去3年で右肩上がりでもその先1年で収益を上げる可能性は言うまでもなく、高くはないですよね。
そういうことです。
3.スプレッド耐性があること
これは先日も書いたのでまた詳しく説明する必要もないかもしれません。
詳細は下記記事を読んでください。
自分でEAを作っているとほとほと痛感させられますが、まず越えなければならない壁はスプレッドです。
初代ポケモンでヒトカゲを選んだ時のタケシ・カスミ戦のような辛さです。
少なくとも、スプレッドを0.5pipsから1.0pipsに広げただけでガタガタになってしまうEAには十分な優位性があるとはいえないでしょうね。
結果、「1.損小利大であること」と合わせると市販されているスキャルEAの99%くらいは購入対象外になってしまいます(^_^;
皆さんもよくよく吟味したほうがいいですよ。
以上、偉そうに世のEA開発者さんを敵に回すようなことを書いてしまいましたが、これは7年FXをやってきた私の経験から言えることでもあります。
必ずしも全ての方に当てはまるような考え方ではないかもしれませんが、少しでも皆さんの参考になることがあれば私としては嬉しいです。
ということで、半分雑談になってしまいましたが2016年最後の記事とさせていただきたいと思います。
それでは皆様、良いお年を(^_^)/
PS.
3つ書いたEA選定基準を満たすものとして、私が最近気になっているEAの1つがRSIAverageEAです。
バックテストの結果からすると今のフォワード成績は出来過ぎかもしれませんが、トランプ大統領当選後の円安相場をきっちり取れているのが素晴らしいですね。
1分足EAかあ…自分でも作ってみたいけど難しそうだな。。。
応援のために貼っておきます。
コメント
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あけましておめでとうございます。
今年もお願いします!
長期のバックテストなど
EAの選考基準参考になりました。
ありがとうございます。
明けましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いいたします。
EA選定基準は、バックテストとかスプレッドは当然のことかもしれませんね。
損小利大の点については意見が分かれるかも。
あらたさんのEAはいいですね!
買ってない私が言うのもなんですけど(^_^;
こんばんは!
Swallow調子いいですね。
Swallowと同じような考えのEAをつくろうとしましたが
非常に難しい・・・
私には開発できないロジックなので
Swallowの成績に注目しています。
このままの調子で
収益を積み上げて欲しいですね!
今が好調すぎて、どこかで手痛いしっぺ返しが来るのではとビクビクしています^_^;
逆張りの順張りということを意識すると上手くいくのかもしれません。